水が止まらない
タンクの脇にある(主に)銀色の管の途中にある止水栓(マイナス形状かバルブ式)を右に回していきます。硬い場合は、無理をすると管自体に負荷がかかり、折れてしまうこともありますのでご注意ください。
その後、タンクの蓋をゆっくり開け、中の状態を見て、異物がないかなどを確認します。それでも原因がわからない場合は、水まわり専門業者にご連絡を。
また、硬くて止められないときは、ご家庭の水道メーターに付随しているメーターバルブ(開閉のレバー式が多い)を「閉」の方向へ倒します。ただし、家全体の水が止まりますので、止まって困る箇所がないかどうか事前にお確かめください。
また、メーターバルブに不良があった場合には、担当エリアの水道局に連絡すると無料で交換してもらえます。
水が流れない
市販のラバーカップ(ゴムでできた椀型の吸引器具に長い柄をつけた道具)で詰まりが解消することもあります。ご使用の際は、押し込む時より引く時に勢いをつけるとよいでしょう。
異物を落としてしまった場合は、トイレを外さないと詰まりが解消しませんので、専門業者の対応が必要になります。当社でも承りますので、お気軽にお電話ください。
手洗い管から水が出ない
原因は3つ。①極めて水圧が弱くなっている。②タンクの中で管が外れている(簡単に外せて、元に戻せます)。③管に繋がっているボールタップという部品の不良。最初の2つはご家庭でも修理可能です。
3つ目の原因については、部品自体は量販店でも販売していますが、修理には専門知識が必要となります。
ウォシュレットが動かない(水が出ない)
様々な原因がありますが、初期対応として、リモコンの電池切れはないかを確かめます。
着座センサー付きは、座らないと作動しないので、本体の主電源はコンセントにささっているか、また漏電遮断状態になっていないかをお確かめください。
それでも原因がわからない場合、使用5、6年であれば、修理も可能ですので、各メーカーのメンテナンスにご連絡を。使用7年以上になると、修理してもすぐ不良を起こすことがあり、余計な出費が懸念されます。
ただし、使用年数はあくまでもおおよそで、家族構成、使用頻度、設置状況によっても異なります。中には、「20年以上使えた」という方もいらっしゃいますので、トイレといえども愛情と感謝の心で大事に使っていくことが長持ちの秘訣です。
便座・便器がグラグラする
何かをぶつけてグラグラするようになった場合は、専門業者にご相談を。
いつの間にかそのようになった場合は、緩んでいるネジ部やビス、ボルト部などを締め直せば大抵、元通りになりますが、どこが緩んでいるのか分かりづらいようです。
便器がグラつく場合は、床面に固定しているので、モンキー、プラスドライバーなどの工具で締め付けることが可能です。締め付け箇所にはビス、ボルトをカバーしているキャップがありますので、まずはそれを外す必要があります。キャップ自体は壊れても使用の際に不具合はありませんが、見栄えが悪くなったり、ボルトの腐食を早めたりするので、外れにくい場合は無理に外そうとせず、専門業者にご連絡を。
タンクのグラつきは、無理をするとタンク内の水が床一面に流れ出し、床が腐食してしまうこともありますので、専門業者に対応してもらうことをおすすめします。
また、便座のグラつきは、床面からのぞき込むと2カ所で止まっていることがわかるので、可能であればモンキーなどの工具で時計回りに締め付けます。便座はワンタッチで着脱できるので、止めつけ箇所の形状によっては外してから確認されるとよいでしょう。
便器と床の間から水漏れ
原因は、ほぼ2つ。まず上水が原因の場合は、濡れている部分を下から上に向かって触っていけばたどり着きます。ここでいう「上水」とは、タンクの脇にある銀色の管(床や壁から出てきて、タンクに入るところまで)です。
多くの場合、このタンク脇の給水管から漏れているケースが見られます。上の方が濡れていない場合は、排水管から漏れていることも考えられます。
戸建住宅の場合、大抵、屋外のトイレ前に排水の流れを点検できるマスがありますので、その蓋を外してみます。溜まり水や汚物の堆積などの異常が見られない場合は、ご家族などにトイレからペーパーと一緒に水を流してもらい、ペーバーが流れてきたら、そこに原因はありません。確認後は、マスの蓋を必ず元に戻してください。
その他の原因として、便器の底部に何らかの負荷がかかり、割れてしまっているか、便器と排水管を結ぶガスケットという粘着性のゴムパッキンの劣化が考えられます。その場合は直すことが困難ですので、専門業者を呼んでください。
給水管から水漏れ
床や壁から出ているタンク脇の銀色の細い管が給水管です。ここから水漏れがあった場合、ご自分で修理をしようとすると専用の工具を揃える手間がかかり、対応のしかたによっては、余計に水漏れが酷くなるリスクもありますので、専門業者を呼ぶことをおすすめします。当社では8,640円(税込)※で対応しております。
※料金につきましては変更になる場合もございます。