トイレのリフォーム費用相場はどのくらい?マンションや戸建て別でのケース別で解説

トイレのリフォームを検討する際に、「費用相場はどれくらい?」「戸建てとマンションで費用は異なる?」と疑問に思う方もいるでしょう。トイレのリフォームは、快適な生活空間だけでなく、衛生面の改善や省エネ効果を期待できます。

本記事では、リフォームの費用相場を詳しく解説し、内装工事付きの交換や洋式から洋式、和式から洋式への交換など、具体的なプランとその費用を紹介します。トイレをリフォームする前に、ぜひ参考にしてください。

トイレリフォームの費用相場は?

トイレリフォームの費用相場は、リフォームの内容や規模によって大きく異なります。上記の円グラフは、一般的なトイレリフォームの費用分布を示しています。

  • 【15〜20万円:38%】この価格帯が最も一般的で、多くの家庭で選ばれています。便器の交換や簡単な内装工事が含まれます。
  • 【20〜25万円:13%】便器の交換に加え、少し手の込んだ内装工事や付随する配管作業が行われることが多いです。
  • 【25〜30万円:13%】内装工事が本格的に行われる場合や、高機能トイレへの交換が含まれることが多いです。
  • 【30〜35万円:7%】より高品質な素材を使用する場合や、特別なデザインを採用する場合の費用です。
  • 【35万円以上:3%】大規模なリフォームや高級トイレの導入、または複数のトイレを同時にリフォームする場合にかかる費用です。
  • 【10万円未満:3%】非常に簡単な修繕や部分的なリフォームの場合に該当します。

これらの費用は目安であり、具体的なリフォーム内容や地域、業者によって異なることがあります。リフォームを検討する際には、複数の業者から見積もりを取り、詳細な内容を確認することが重要です。しっかりとした計画を立て、予算内で最適なリフォームを実現するための参考にしてください。 ​​

施工内容別の費用相場

トイレリフォームの費用は、施工内容によって大きく異なります。以下では、施工内容別に一般的な費用相場を紹介します。リフォームを検討する際の参考にしてください。

30〜50万円|トイレ交換+内装工事付

内装工事付きのトイレ交換は、トイレ本体の交換に加えて、床や壁の内装工事も行うリフォームです。この施工内容では、トイレ空間全体の見た目を一新できるため、最も一般的なリフォームの形態の一つです。費用相場は約30万円から50万円程度が目安とされています。

選択するトイレの種類や内装材のグレードによって費用は大きく変動します。例えば、高機能なトイレやデザイン性の高い内装材を選ぶと、費用が上昇する傾向にあります。また、防水性や耐久性に優れた素材を選ぶことで、長期的に見てメンテナンスコストを抑えられます。トイレ交換と同時に内装を一新することで、トイレ全体の快適性と美観が向上します。

10〜20万円|洋式から洋式へのトイレ交換

既存の洋式トイレを最新のモデルに交換する場合、基本的な配管や設備の位置が変わらないため、費用は比較的抑えられます。このタイプのリフォームでは、約10万円から20万円程度の費用がかかります。

洋式トイレから洋式トイレへの交換は、トイレ本体の機能性向上や省エネ性能の向上が期待できます。最新モデルでは、節水機能や清掃のしやすさが改良されており、快適な使用感を提供します。さらに、省エネ性能が向上しているため、長期的に見て水道代の節約も期待できます。

【事例①|洋式から洋式へのトイレ交換事例】

ここで1つ事例を紹介します。2024年3月22日金沢区I様邸の施工事例です。

ホームページからお問い合わせをいただきました。

作業時間は12時から17時までとなりました。

【ビフォー写真】

【アフター写真】

今回のリフォームにより、I様のトイレは快適で使いやすい空間となりました。短時間での施工ではありましたが、すっきりとしたトイレに変身しました。トイレの種類はピュアレストQR床上120㎜のタイプです。

トイレ本体の型番は以下の通りです。

  • 便器:CS232BP
  • タンク:SH233BA
  • 便座:TCF2223E

15〜30万円|和式から洋式へのトイレ交換

和式トイレから洋式トイレへの交換は、利便性と快適性を大きく向上させるリフォームです。この場合、配管の位置変更や床の改修が必要になることが多く、費用相場は約15万円から30万円程度です。

このリフォームは、特に年配の方や子供がいる家庭で人気があります。洋式トイレは座って使用できるため、身体への負担が少なく、誰でも使いやすい設計です。また、最新の洋式トイレは節水機能や清掃のしやすさも向上しており、日常の使い勝手が大幅に改善されます。

【事例②|和式トイレから洋式トイレに交換】

ここで、和式トイレから洋式トイレに交換した事例を紹介します。チラシからお問い合わせをいただいた幸区S様邸の施工事例です。2024年3月20日に工事を行い、作業時間は8時30分から18時までと、9時間半ほどで完成しました。

【ビフォー写真】

【アフター写真】

今回のリフォームにより、S様のトイレは現代的で使いやすい空間に生まれ変わりました。時間をかけて丁寧に施工した結果、仕上がりに非常に満足していただけました。トイレの種類はピュアレストQRリモデルタイプです。トイレ本体の型番は以下の通りです。

  • 便器:CS232BM
  • タンク:SH233BA
  • 便座:TCF116

10〜25万円|トイレの内装のみのリフォーム

トイレ本体の交換は行わず、床や壁、ドアなどの内装のみを新しくするリフォームの形式です。この場合、費用は比較的抑えられ、約10万円から25万円程度で実施可能です。

内装リフォームは、トイレ空間を明るく清潔感のあるデザインに変えたい場合に適しています。新しい壁紙や床材を選ぶことで、トイレ全体の雰囲気を一新し、快適で使いやすい空間に仕上げることができます。また、防水性や耐久性に優れた素材を選ぶことで、長持ちし、メンテナンスが容易になる点も魅力です。

15〜30万円|手洗い場の設置

トイレ内に手洗い場を新設するリフォームは、衛生面でのメリットが大きく、ゲスト用トイレなどにも好評です。このリフォームは、トイレを使用した後すぐに手を洗えるため、利便性と衛生面が大幅に向上します。

手洗い場の設置には配管工事や小規模な内装工事を伴うため、費用相場は約15万円から30万円程度です。選ぶ手洗い場のデザインや素材によっても費用が変動しますが、トイレ全体の機能性と美観を高めるための有効な投資です。

〜10万円|手すりの設置

高齢者や身体の不自由な方がいる家庭では、トイレに手すりを設置することで安全性を高められます。手すりの設置自体は比較的費用が低く、数万円程度で可能です。しかし、手すりを確実に固定するために壁の補強が必要な場合は、それ以上の費用がかかることもあります。

手すりの設置は、トイレの使用時の転倒や事故を防ぐために非常に有効です。特に高齢者や身体に不自由がある方にとって、トイレの安全性を高める重要なリフォームの一つです。

50〜100万円|トイレの場所の移動や新設

トイレの場所の移動や新設は、トイレリフォームの中でも特に大掛かりな工事です。これには、水道や排水管の新たな配管工事、さらには床や壁の大幅な改修が伴います。このタイプのリフォームは、住まいの利便性を大きく向上させる一方で、費用は他のリフォーム内容に比べて高額になりがちです。

費用相場は約50万円から100万円以上と幅広く、具体的な金額はリフォームの規模や家の構造、必要な工事の内容によって大きく変わります。トイレの新設や移動により、家全体の動線を改善し、日常生活の快適さを大幅に向上させることが可能です。

住居の様式別のトイレリフォーム費用相場

トイレリフォームの費用相場は、住居の様式によっても異なります。戸建て住宅とマンションでは、それぞれ異なる条件や制約があるため、リフォームの計画時にはそれらを考慮する必要があります。以下では、戸建てとマンションそれぞれの場合のトイレリフォーム費用相場について詳しく説明します。

戸建ての場合

戸建て住宅のトイレリフォームは、比較的自由度が高いです。外部への排水管の新設や変更が容易なため、トイレの場所を完全に変更するような大規模なリフォームも実現可能です。ただし、これらの工事には地域の条例や法規制を遵守する必要があり、事前の確認が不可欠です。

トイレリフォームの費用相場は、リフォームの種類によって幅広いです。基本的なトイレ交換であれば約10万円から20万円程度です。配管や設備の位置を変えずに既存の洋式トイレを最新モデルに交換する場合、この範囲の費用で済みます。

一方、和式から洋式への交換や内装の全面改修を伴う場合は、約30万円から100万円以上かかることがあります。これには、配管の位置変更や床の改修を含むリフォームが含まれ、利便性と快適性が大幅に向上します。

戸建てのリフォームは、多様なプランを実現できる点が魅力ですが、地域の法規制を守り、事前確認を徹底することが重要です。

マンションの場合

マンションのトイレリフォームは、戸建てに比べて実施できる工事の種類が限られています。これは、マンションの構造上の制約や管理組合の規約によって工事の内容が制限されるためです。

排水管の位置や構造の変更が難しく、トイレの場所の移動や大幅な配管工事は実現が困難な場合が多いです。また、マンションのリフォームを行う際には、事前に管理組合への申請や周囲の住民への通知が必要になることもあります。

トイレリフォームの費用相場について、内装の更新や機能的なトイレへの交換に焦点を当てた場合、費用は約10万円から30万円程度です。さらに、床や壁の改修を含む場合や高機能トイレへの交換では、費用が30万円以上になることもあります。マンションのリフォームでは、事前の確認と計画が重要です。

まとめ

トイレリフォームの費用相場について、この記事ではさまざまな視点から解説しています。一般的な費用相場は10万円から100万円以上と幅広く、以下のような例が挙げられます。

  • 内装工事付きのトイレ交換は30万円から50万円
  • 洋式から洋式への交換は10万円から20万円
  • 和式から洋式への交換は15万円から30万円程度

戸建て住宅では比較的自由度が高く、排水管の新設や変更が容易なため、トイレの場所を変更する大規模なリフォームも可能です。基本的なトイレ交換は10万円から20万円、和式から洋式への交換や内装の全面改修を伴う場合は30万円から100万円以上です。

一方、マンションでは構造上の制約や管理規約により工事内容が制限され、内装の更新や機能的なトイレへの交換に焦点を当てたリフォームが主流です。費用相場は10万円から30万円、床や壁の改修や高機能トイレへの交換では30万円以上になることもあります。

地域の条例や管理規約を遵守し、事前確認を徹底して、最適なリフォームを実現してください。

さらに、ご不明点がある場合や、具体的な見積もりをご希望の方は、下記リンクからお問い合わせください。

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