給湯器の電気代はいくらかかる?節約方法もあわせて紹介

給湯器の電気代が、思ったより高いと感じたことはありませんか?

毎日の暮らしに欠かせない給湯器ですが、実は使い方や機種によって光熱費に大きな差が出ることがあります。特に、長年同じものを使っているご家庭では、知らないうちに電気代がかさんでいるケースも少なくありません。

この記事では、給湯器の種類ごとの電気代の違いをはじめ、電気代が高くなる原因やその対策、交換のタイミングまでわかりやすく解説していきます。

▼この記事でわかること
  • 給湯器の電気代を種類ごとに解説
  • 給湯器の電気代が高くなる原因とは?
  • 給湯器の電気代を節約する方法
  • 給湯器はいつ交換すべき?目安の年数を解説

給湯器の交換や修理は、三和水道管理がおすすめです。

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給湯器の電気代を種類ごとに解説

給湯器の電気代は、使用するエネルギー源の種類によって異なります。多くの人は「ガス式だから電気代は関係ない」と思いがちですが、実際にはガス給湯器でも待機時の電力を消費しています。

ここでは、主要な3種類の給湯器について、それぞれの電気代の特徴を解説します。

▼給湯器の電気代を種類ごとに解説
  • ガス給湯器の場合(待機電力)
  • 電気温水器の場合
  • エコキュートの場合

ガス給湯器の場合(待機電力)

ガス給湯器はガスを主なエネルギー源としていますが、制御装置や着火装置などの電子制御のために電力を消費します。

一般的なガス給湯器の待機電力は、3〜10ワット程度です。仮に最大の10ワットで計算した場合、1日あたりの電気代は以下の通りになります。

10(W)×24(h)÷1,000×30(円/kWh)=7.2円

※電気代は目安の30(円/kWh)を使用

つまり、1年間あたり2,628円の電気代がかかることになります。

少額ではありますが、ガス給湯器はガス代だけではなく電気代もかかります。電力の消費を少しでも抑えたい場合は、使わないときに主電源を切ったり、省電力モードを活用したりすると良いでしょう。

電気温水器の場合

電気温水器は、電気を主なエネルギー源とする給湯器です。深夜電力を活用する機種が多く、割安な時間帯にお湯を沸かして貯湯タンクにためておく仕組みです。

電気温水器を使用した場合、1年間にかかる電気代は以下の通りです。

エリア1年間にかかる電気代の目安
北海道電力約196,800円
東北電力約188,400円
東京電力エナジーパートナー約157,200円
北陸電力約166,800円
中部電力約100,800円
関西電力約87,600円
中国電力約176,400円
四国電力約193,200円
九州電力約85,200円
沖縄電力

参考:低ランニングコスト|パナソニック株式会社

電気温水器は、一度設定したら放置されがちですが、設定温度の見直しや使用時間の調整を行うことで電気代を節約できます。

たとえば、必要以上に高い温度設定を避けることで再加熱の頻度を減らすことができ、結果的に消費電力を抑えることにつながります。

エコキュートの場合

エコキュートは、ヒートポンプ技術を用いて空気中の熱を利用し、お湯を沸かす高効率な給湯器です。電気温水器と比べて消費電力が大幅に抑えられるため、近年人気を集めています。

エコキュートを使用した場合、1年間にかかる電気代は以下の通りです。

エリア1年間にかかる電気代の目安
北海道電力約57,600円
東北電力約48,000円
東京電力エナジーパートナー約37,200円
北陸電力約42,000円
中部電力約25,200円
関西電力約20,400円
中国電力約43,200円
四国電力約44,400円
九州電力約20,400円
沖縄電力約27,600円

参考:低ランニングコスト|パナソニック株式会社

エコキュートは、導入コストは高いものの、長期的には電気代の大幅な節約が見込める省エネ機器です。効率的な運用を心がければ、家庭の光熱費全体を抑える大きな武器となります。

給湯器の電気代が高くなる原因とは?

給湯器の電気代が高くなるのは、使用量だけが原因ではありません。設定温度や使用方法、機器の状態など、日々のちょっとした要因が積み重なり、消費電力を増やしているケースが多いのです。

ここでは、代表的な3つの原因を具体的に解説します。

▼給湯器の電気代が高くなる原因とは?
  • 原因①|設定温度が高すぎる
  • 原因②|長時間の追い焚きや沸かし直し
  • 原因③|劣化や水漏れによるロス

原因①|設定温度が高すぎる

給湯温度を高く設定すると、それに応じて消費電力も増えるため注意が必要です。エコキュートや電気温水器は、設定温度が高いと余分な加熱が必要になります。

エコキュートでは、給湯温度を2℃低く設定すると1カ月あたり約50~150円の節電になると言われています。

設定温度の見直しは、すぐに取り組める簡単な節約方法です。設定を少し変えるだけで、追加のコストや工事は必要ありません。

家庭の電気代を減らしたいと考えているなら、まずはリモコンの温度設定をチェックすることから始めましょう。

原因②|長時間の追い焚きや沸かし直し

給湯器の電気代が高くなる理由として、長時間の追い焚きや沸かし直しがあります。お湯をためっぱなしにする習慣は、予想以上に多くの電力を消費します。

家族と入浴のタイミングがバラバラで追い焚きの頻度が増えると、結果的に電気代が高くなるため気をつけましょう。

また、保温シートを浴槽にかけると、お湯が冷めにくくなり、再加熱の回数を減らせるためおすすめです。

追い焚きや沸かし直しを減らすだけで、家庭の電気代は確実に下げられます。まずは入浴のタイミングや使い方を見直してみましょう。

原因③|劣化や水漏れによるロス

給湯器の電気代が高くなる原因のひとつに、機器の劣化や水漏れがあります。

見えない部分でエネルギーがムダに使われていると、いくら設定や使い方を工夫しても、思ったように電気代を下げられません。

給湯器の使用年数を確認し、10年以上経過している場合、省エネ性能が高い新型への買い替えを検討することがおすすめです。

光熱費を抑えたいのであれば、まずは点検や相談をして、給湯器に問題がないか確認すると良いでしょう。

給湯器の電気代を節約する方法

給湯器の電気代は、ちょっとした工夫で抑えることができます。ここでは、給湯器の電気代を節約する方法を紹介します。

▼給湯器の電気代を節約する方法
  • 方法①|給湯温度を適切に設定する
  • 方法②|追い焚きの回数を減らす
  • 方法③|電力会社を見直す
  • 方法④|給湯器を買い替える

方法①|給湯温度を適切に設定する

給湯器の電気代を節約するためには、給湯温度の設定を見直すことが基本です。設定温度が高すぎる場合、お湯を沸かす際に余分な電力を消費し、光熱費の負担が増加します。

効果的な取り組みとしては、まず給湯器のリモコンで現在の設定温度を確認し、家庭にとって必要最低限の温度に調整することが挙げられます。冬場なら42℃前後、夏場なら38〜40℃程度の設定で十分な場合が多いです。

家族の入浴スタイルや使用状況をもとに、適切な温度に設定し直すだけで電気代は自然と減っていきます。

家庭の光熱費を減らしたいと考えている場合、まずは給湯器の設定を確認し、適切な温度に調整してみてください。

方法②|追い焚きの回数を減らす

給湯器の電気代を減らすためには、追い焚きの回数をできるだけ減らすことが大切です。追い焚きは、一度冷めたお湯を再び温め直すため、多くの電力を消費します。

場合によっては新しくお湯を張るよりもエネルギー効率が悪くなることがあるため、注意が必要です。

追い焚きの回数を減らすための工夫として、家族ができるだけ続けて入浴することが効果的です。

最近では、断熱性の高い浴槽やフタも販売されており、設備の見直しをすることで長期的に光熱費を抑えられます。

方法③|電力会社を見直す

給湯器の電気代を節約する方法として、電力会社の契約プランを見直すことが挙げられます。

電力会社のプランが重要になる理由は、給湯器の使用時間帯によって電気料金単価が変わるためです。たとえばエコキュートや電気温水器は、深夜の安い時間帯にお湯を沸かす「夜間電力割引プラン」と相性が良いです。

家庭の光熱費を効果的に抑えるためには、電力会社や契約プランの見直しが欠かせません。まずは現在の使用状況を確認し、電気料金の内訳を把握することから始めてみてください。

方法④|給湯器を買い替える

給湯器の電気代を大幅に減らす方法として、給湯器本体を省エネ性能の高い新型に買い替える方法が挙げられます。

古い給湯器は効率が低下しており、必要以上の電力を消費していることが多いです。機器の性能を見直すことで、長期的な光熱費の節約が期待できます。

最新モデルは省エネ性能に加え、保温性能や節水機能が向上しており、光熱費以外のコスト削減にも貢献します。補助金制度が用意されている場合もあるため、各自治体の情報を確認することもおすすめです。

給湯器はいつ交換すべき?目安の年数を解説

給湯器の寿命は一般的に10年から15年程度と言われています。

使用頻度が高い家庭や設置環境が厳しい場所では、さらに早い段階で不具合が生じることがあります。給湯器は見た目では劣化がわかりにくいため、使用年数の確認が重要です。

お湯の温度が安定しない、異音がする、水漏れが見られるといった症状がある場合は、早めに業者に点検を依頼しましょう。

以下の記事で給湯器の寿命について解説していますので、参考にしてください。

>>給湯器の寿命は何年?|壊れる前兆や交換時期を徹底解説

給湯器の交換や修理は、三和水道管理がおすすめです。

三和水道管理が扱う商品は、高品質でアフター保証も安心な大手メーカー品でありながら、厳選した仕入先から大量仕入れを行い、自社倉庫で管理する方式により、低価格で提供しています。

現場の配管・設置状況などを細かく確認し、商品代金・取付作業費・処分費・消費税等、すべてコミコミのわかりやすい見積りを作成してくれるので、とっても安心です。

年間施工件数6,899件、累計60,000件超の工事実績を持ち、多くの方から人気を集めている水道業者となっています。

三和水道管理では、無料の現地調査を行っておりますので、給湯器に関するお悩みを抱えている方はいつでも気軽にお問い合わせください。

まとめ

本記事では、給湯器の電気代の目安や節約方法、交換のタイミングについて詳しく解説しました。

家庭で使う給湯器は、日々の暮らしに欠かせない存在ですが、消費する電力が多いため、使い方によっては年間の光熱費に大きな差が生まれます。

家庭の光熱費は、日々の小さな工夫で着実に減らすことができます。給湯器の設定や使い方の見直し、機器の状態確認を行い、無駄な電気代を省きましょう。

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